![]()
| 連載 | 第二回 |
| 題目 | 元気だよ、大黒さま |
| 出演者 | ![]() 探検隊長 ともちゃん |
![]() 十八代 たけ氏 |
![]() 大黒様 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
今日は大黒さまにともちゃんの悩みを聞いてもらおうかな。大黒さまお出ましになって下さい、お願いがあるの。(ともちゃん神妙に柱と向かいあっている。) |
![]() 大黒さま |
なんじゃらもんじゃら。 今日は何ようじゃかな。 ともちゃん |
![]() 探検隊長 ともチャン |
少し悩んでいることがあるんだよ大黒さま。お酒はさ、造り方も色々な事があるのか‘なかなかお酒が美味しいね’とはお客さんが言ってくれないの。 |
![]() 大黒さま |
うも、その答えはそう簡単には出てこないことじゃて。わしの出来ることはいろいろとあるのだがのう。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
そこを何とか教えてくださいな、杜氏の山さんも悩んでいるの。 |
![]() 大黒さま |
まあ、出来ることといえば、この右手に持っているのが打ちでの小槌、左手のこの大きな袋には秘密のグッズが入っておる。それから足の下にはみんなの食料があるのじゃて。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
悩み事とは関係ないけど、この小槌を一振りしたら、お金がでてくるとか? |
![]() 大黒さま |
この小槌はやたらに振る事はできないのじゃて。振る時はさりげなく、そして見つからないようにする決まりがあるのじゃての。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
お金はあきらめようか。そうだ左手の大きな袋は何のためにあるの? |
![]() 大黒さま |
ともちゃんドラえもんは知ってるじゃろ。おなかに四次元ポケットを持っている。便利な袋だが、わしの大袋はもっと優れておるのじゃよ。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
大黒さま、何か出してよ。 |
![]() 大黒さま |
この中からはドラえもんのようにオモチャが出てくるわけではないのじゃて。さりげなくヒントを教える植物の種などとか、それとなくみんなを導く動物やそのほかにもいろいろなグッズが入っておるのじゃて。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
なんだかわかんない。また話を戻してさ、お酒のことだけど、どうしたらお客様に喜ばれるお酒ができるのかな? |
![]() 大黒さま |
わしも直接の答えを出す事は出来ないが、毎年美味しいと思うお酒を造ろうとする心があるかどうかをもう一度考えてみてはと思う。応援するから心を一つにして蔵人と一緒に考える事じゃて。フレーフレー酒造り。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
何かテンションが十八代と同じになってきちゃったみたいだよ。 |
![]() 大黒さま |
この蔵ではいつもお神酒をお供えしてもらっておるで、これが実に美味しいのじゃて。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
これで本当に大黒さまは頼りになるのぉ。やっぱり神頼みはほどほどにして地道な努力が必要みたいね。 |
![]() 大黒さま |
わしは広い心でみんなを見ているのじゃて。さりげなく出す大黒さまのサインを見逃さないことじゃよ。それから心を一つにする深呼吸で表情もすこぶるよくなり、何事もうまくゆくものじゃて。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
まあ陰ながら大黒さまがお守りしてくれるのはありがたい事なのね。 |
![]() 大黒さま |
それではともちゃん、また会う日までさりげなくお暇じゃての。お参りには来て欲しいの心じゃて。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
わかったよ大黒さま、また来ますから。じゃこれからお仕事に行くね。 |
| ある日の土蔵の蔵で大黒さまとの会話でした。 | |
| 山菜が出始めた暖かい春の日に・・・ | |
![]() 探検隊長 ともチャン |
大黒さま、お元気ですか?今日は十八代と一緒にお参りに来ましたよ。 |
![]() 十八代 たけ氏 |
大黒さま、おはようございます。 |
![]() 大黒さま |
なんじゃらもんじゃら。 ごきげんよう。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
今日はね、二人で感謝のお礼に来ましたよ。 |
![]() 大黒さま |
それはよい心がけじゃて。山は緑に衣替えをしおってからに、春の妖精が大黒さま一緒に踊ろうと誘うのじゃよ。うららかな青空に太陽がいっぱいじゃ。kの季節お酒に山菜がまことに合うのじゃて。 |
![]() 十八代 たけ氏 |
大黒さま魚沼の山菜は雪解けの沢で採れます。雪の中から山菜の新芽が出まして、お日さまとの出会いがこのあたりで採れる山菜を春の王様の味に仕立てます |
![]() 探検隊長 ともチャン |
ともちゃんも山菜は大好きだよ。ところで今日はね、観光に来ていただいたお客様に喜ばれる商品は何かをね、大黒さま、左手の大袋からこれだというのを出して、お願い。 |
![]() 大黒さま |
うーむ、教えてあげたい所もあるのだが、簡単に教えてしまっては人間誰もが努力を怠るようになるのじゃて。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
ヒントでいいの、なるべくオマケの大ヒントが欲しいの。 |
![]() 大黒さま |
うーむ、ともちゃん、わしゃのう人間ひとりひとりの欲望を満たす方法は持ち合わせてはおらんのじゃて。それぞれ人間は考え方、趣味、生き方がみな違っているのじゃよ。そのばらばらの欲望はひとつの答えだけでは満足させることは出来んということじゃて。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
物事はそう簡単にはいかないのね。 |
![]() 十八代 たけ氏 |
ともちゃん、本質的なヒントがわかったかな。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
今ね何故かひらめいたよ、人はみんな好みが違うんだよね。だから売り場で好みのお酒になるようにいろいろなお酒を調合して造ってあげれば喜ばれること間違いないね。 これで決まりジャン、鐘三つもらえるよ。ジャン ジャン ジャジャンだね! |
![]() 十八代 たけ氏 |
まあ考え方は正しいかもしれんのう。 |
![]() 大黒さま |
若いのだから手間をかけてそれぞれの人が欲しがるお酒を造るのもよいと思うのじゃて。 ようは美味しいと思うお酒を人は待ち望んでおるのじゃから。好みもそれぞれじゃての。わしゃ飲み慣れておる玉風味がうまいのう。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
そうか、永いこと飲みなれているお酒の味を造りつづける事も大切なことなんだね! |
![]() 大黒さま |
そうであった、今日はこれから出雲の国で七福神の集まりがあるのじゃったて。わしらは遠い所に行きたいと思えばドラえもんのように‘何処でもドア’など要らんのじゃての。あっという間に移動できますよ、神ですから。 それでは皆さんまた会う日までさようなら。では移動じゃ、あっそーれ! |
![]() 十八代 たけ氏 |
行ってしまわれた。ともちゃんこれから大黒さまに感謝して今日は玉風味でいきますよ。 ありがとう大黒さま。 |
![]() 探検隊長 ともチャン |
大黒さまは新しいお酒のヒントは出してくれなかったね。でも、ともちゃんにガンバ!って言ってたよ。だからマジ頑張らなくちゃね |
| 元気だよ 大黒さま 完 | |