お酒探検体長 知チャンの奮闘編

連載     第一回第二回第三回第四回・最終回
題目 “さむらいナポレオン” 登場

出演者
探検隊長 ともチャン

杜氏 山さん

十八代 たけ氏


探検隊長 ともチャン
雪の上では一番ボードが面白いよ!でもね冬の日差しは黒くなるから気をつけないとね。

十八代 たけ氏
さて、ともちゃん冬の時期にお酒造りが適している事は知っているのう。特に一番寒い正月に大吟醸を仕込むのじゃ。雪中貯蔵庫で美味しくなるまで半年は寝かせるのじゃよ。

探検隊長 ともチャン
夏まで長いよ〜。

十八代 たけ氏
昨年の大吟醸は美味しくなったよ、平成の時代になってから毎年雪中貯蔵しているが、年ごとに味が違っている。

探検隊長 ともチャン
雪中貯蔵酒は本当に美味しいよね。そのほかにも貯蔵酒ってあるのかな?

十八代 たけ氏
そうだね、最近土蔵のお蔵に貯蔵している、あるお酒が熟成してきたところじゃな。

探検隊長 ともチャン
古い土蔵だねぇ。ひんやりするよ。何があるのかなー。大きいタンクが4本あるね。
・・・8,000Lだって!
樽の画像(クリックしてみてください)

十八代 たけ氏
この樽はオーク樽といって、樫の木で組み立てた主にブランデーを寝かせる樽なんだね。ああそうだ山杜氏この樽のお酒はどれくらい眠らせてあるのかね。

杜氏 山さん
平成14年度仕込みですので、2年半ほど経っております。

探検隊長 ともチャン
このオークの樽には何が入っているのかな?

十八代 たけ氏
ともかくこのお酒を試飲してみましょう。

杜氏 山さん
樽のてっぺんにあります小さな入り口から少しだします。試飲をお願いします。

十八代 たけ氏
ブランデーと比べると甘さは控え目じゃな。樫の木から力をもらいお酒が変わり始めている。ともかくやわらかい味になってきました。ともチャンも飲んでごらん。

探検隊長 ともチャン
うわー。琥珀色でキレイ〜。ごくん。うっ!この強烈な切れ味は!!
もしかしたら、このお酒は“越後さむらい”だったりして。

十八代 たけ氏
さすがともチャン。わかってきたのう。あの46度の“さむらい”がこんな風に進化したのじゃ。

探検隊長 ともチャン
その進化は成功と言えますかね。

十八代 たけ氏
まだわからんが、考え事をしながらの寝酒としてはとにかく美味しいよ。後は飲めばわかる。

探検隊長 ともチャ
相当なる自信と見ましたね。

十八代 たけ氏
ブドウから作られたブランデーも美味しいが、米から作った方が、もっと美味しい酒になると思って、試しに作った酒でね。世界には色々なお酒があるから材料と作り方は勉強しておく必要がある。

探検隊長 ともチャン
私も外国に行きたいな。

十八代 たけ氏
そうだ“どこでもドア”が有るといいね。ドアを開けるとフランスのコニャック地方にテレポート。

探検隊長 ともチャン
飲んだことのないコニャックは想像できない。

十八代 たけ氏
まあ時間を作って海外のお酒に遇いましょう。
お酒は大地に根付いていると思ってよい。その場所に行かなければ本質はわからない。そしてそこには必ずお酒職人がいます。

探検隊長 ともチャン
その職人さんに話を聞く事が肝心ですね。

十八代 たけ氏
ところで、“さむらいナポレオン”はなぜ琥珀色に変わったのかわかるかね?

探検隊長 ともチャン
答え、貯蔵の時間が長いと色が付く、ピンポン!

十八代 たけ氏
それもあるけど、あの樫の木の樽をのぞくと内側を焦がしてある。焦げた炭の香りがお酒と一緒になるから、あの琥珀色のお酒に進化することになる。

探検隊長 ともチャン
でもなぜ樫の木で樽を作ると香りとか味がよくなるんですかね?

十八代 たけ氏
そうさの〜、それには計り知れぬ何かがあるのです。

探検隊長 ともチャン
本当は十八代知らなかったりして。

十八代 たけ氏
まあ人間物事、あまり知りすぎると良くない事も多いのじゃよ

探検隊長 ともチャン
なんと含蓄のあるお言葉。
ともチャンの奮闘編は皆さんの期待に答えられたかしら?エクスプローラともチャンとしてはやっぱり調べる必要がありそうね。
次回は“ともチャンの降神編”第一回“城アリさんと大黒様”ご期待ね!

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